2015年10月23日 千葉県 A様からのご紹介
その日は突然やってきました。
最初に症状が現れたのは、9月のある日。台風の本州接近とかで、雨が強く降った日でした。
風呂場、キッチンにある、給湯器の電源スイッチが入らず、何度押しても反応してくれません。
最初はリモコンの電池切れかと思いましたが、給湯器のリモコンはどうやらリモコン式ではなさそうです。
応急処置
症状をネットで色々と調べた結果、どうやら給湯器の電源系統の異常が原因のようでした。
給湯器を再起動するために、ベランダにある給湯器のコンセントを一旦抜き、30分ほど経過後に再びコンセントを入れなおしたところ給湯器が再び動き出し、その日はなんとか乗り切りました。
その後もなんどか同じ症状に見まわれ、その度に再起動を行ったんですが、いつこの方法が通用しなくなる(つまり本当に故障してしまう)か、不安な状態ですので、給湯器の交換を検討することにしました。
給湯器の耐用年数
調べたところ、給湯器の一般的な寿命は10年から15ほどらしく、我が家のマンションは築15年ちょっとなので、ちょうど交換するタイミングのようでした。
新築の物件を買ったとしても、十年後にはこういう出費が少しずつ増えていくんでしょうね。これからマンションを買おうと思っている方、最近買った方は、覚悟しておいたほうがいいですよ。
給湯器の相場
一口に給湯器と言っても、そのタイプや容量によって値段は全然違います。
安いものであれば取り付け工事込みで6万円くらいのものも有りますが、給湯できるお湯の量が少なかったり、追い焚き機能が付いていなかったりと、機能が限定的なものになってしまうようです。
給湯器を取り替るのにどれくらいかかるかは、実際に、幾つかの業者から見積を取らないと正確なところはわからないですね。
TESとは?
我が家の水回りの温水設備が、TES(Tokyogas Eco System)という東京ガスが開発した仕組みを使った特殊なものらしく完全に同じものを入れなおすには、東京ガスにお願いするしかないようでした。
早速、東京ガスに工事の見積をお願いしたところ、定価が取付代込で40万円ほど。集合住宅向けの団体割引きを使っても35万円ほどとのことでした。
思っていたよりだいぶ高かったので、もう少し安くする方法はないかと調べて見たところ、TESという仕組み自体は東京ガスが組み立てているものの、個々のパーツは大手のメーカーが販売しているものを使っているといことがわかりました。
そのため、給湯器をTESで使っているものと同種のものに交換することで、東京ガス以外の、もっと安値で取り付けをしてくれる業者にお願いすることができるということがわかりました。
10万円以上安くすることに成功
早速、TESも対応している業者を2つほど探して見積をお願いしました。どちらも東京ガスよりも10万円以上低い金額を提示してくれましたが、僅差で少し安かったことと、10年間の保証がつくということで近畿ライフサービスという会社にお願いしました。
そもそも、そんなに壊れるものでは無いのでしょうが、給湯器の寿命が10~15年ということを考えると、それまでの間の故障等を保証してくれるのは安心です。
東京ガスだと、保証期間は2年間だけなんですよね。延長保証もあるようですが、その場合、年間1万円くらいの保証料が必要になるという…
大手じゃないので、取り付け工事の人が変な人だったらやだなとか思っていたんですが、すごく感じのいい人で、説明も丁寧だったんで安心しました。
ちゃんと調べないと損する
ガス給湯器が壊れた場合、ガス会社に連絡して、修理・交換してもらうというのが「普通」なのかもしれませんが、いろいろと調べてみた結果、専門の業者にお願いしたほうがずっとお得に交換することができることがわかりました。
給湯器にかぎらず、これまでのサービスの延長上で、言われるがままにお金を払ってしまうと損をしてしまうってことは世の中にありふれている気がします。
特に、大きな出費があるようなときは、他のサービスで代替できないか、そもそも省略できないかなど、出費を抑える方法を調べてみると、いろいろと抜け道が見つかることが多いはずです。