2023年11月11日 大阪府東大阪市 S様からのご紹介
給湯器からエラーが…
先月くらいから、浴室でシャワーを使っていると、リモコンのパネルに「440」という数字が点滅表示されるようになりました。
きっとお湯を出す機械になにか不具合があって、そのエラーコードが出ているのだろうと思い、大阪ガスのメンテナンス業者に点検を依頼しました。すると、業者さんからは、「ドレンタンクという部品に異常があるので、交換する必要があるのだが、給湯器自体の保守期間が過ぎているために、交換用の部品が手に入らなくなっている。なので、給湯器ごと買い替えて交換してもらうしかない。」というふうに言われました。
それを聞いた私は、「今の給湯器は15年くらい特に不具合なく使ってきたものなので、もう十分役目を果たしただろう」と思い、交換すること自体に異論はありませんでした。
次に、新らしいものと交換した場合にどのくらい費用がかかるのかを、その場で業者さんに尋ねてみたところ、「50万円ほどかかる」との返答をいただき、妻と二人で悲鳴を上げることになりました。
とりあえず、正式な見積もり書を作って欲しいと、業者さんにはお願いして、その場はお引取り願いました。
2〜3日して、郵送で見積書が送られて来ましたが、給湯器やその他のパーツ・工事費等を合計した上で、総額46万円になるとのこと。
一応、値引きはしてくれているようなのですが、それでも私の感覚的には、40万円を超えてくるのは高いなぁという印象で、世間的な相場はどんなものなのか知りたいと思い、ネットで調べてみることにしました。
ネットで給湯器の業者さんについて調べる
ネットで色々と調べてみたところ、最初に目についた情報は、給湯器交換にかかる費用の相場は、総額でも20万〜30万円くらいだということでした。
では、なぜあの業者さんからは46万円という高額な見積もりが出てくるのかと、これはちょっと納得いかないぞ感が私の中で膨らんできました。
さらに調べていくと、大阪ガスの代理店に依頼すると非常に割高になり、他の独立系の業者さんに依頼すると、かなり値段は下がってくるということがわかってきました。
そこで、大阪ガスの代理店に作成していただいた46万円の見積もり書と同一の構成で、他業者に見積もり依頼をかければ、どのくらいの値段になるのか、確かめてみることにしました。
まず、他業者を探さないといけなかったので、ネットであちらこちらのサイトをだだっと流し見してみました。すると、キンライサーさんという会社の名前がよく目につくように感じたので、まずはそこのWebサイトを確認してみることにします。
キンライサーさんのWebサイトからは、直接、簡易的な見積もり依頼をかけることができるようになっていたので、さっそく必要事項(今使っている給湯器の機種型番など)を記入して、送信ボタンを押してみました。
すると一瞬で結果が返ってきて、見積もり結果は総額35万円とのこと。やっぱりそんなもんだよなーと思いました。そして、同じ画面には、この見積結果はコンピューターで自動生成しているものなので、正式な見積もり依頼をかけるように促すメッセージが表示されていました。
正式見積もりには、給湯器やリモコンを設置している箇所の写真を撮影してWebサイトから送信すればよいとのことだったので、早速家の中を歩き回ってスマホで撮影していきます。サイトにそれらの写真を貼り付けて、最後の自由記入欄に、46万円の見積もり書の構成を記入して、「これと同一の構成で見積もりを出してほしい」という旨の文章を記入し、送信ボタンを押しました。
ネットで探した業者さんの見積り結果は…
送信ボタンを押してから30分ほど経った頃、携帯に音声通話の着信がありました。出てみると、キンライサーの窓口担当の方で、早速見積もりが出来上がったとのこと。えらい早いなーと思いながら、総額を尋ねてみると33万円とのことで、驚きながらもその見積もり結果について詳しくお話を伺うことになりました。
まず、この見積もりは、基本的に46万円の見積もりと同一構成で出しているのだが、それとは異なる部分が2点あるとのことでした。
1点目は、元々の見積もりには、リモコンにスマホ経由でお湯はりができる機能が含まれていたので、それは外しておきましたとのこと。大阪ガス代理店が見積もりを出すと、必ずこのスマホを使ってお湯はりする機能を付けてくるらしく、けれども、うちの家ではそんな機能は必要ないので、これは外してもらって正解でした。
2点目は、元々の見積もりには、浴槽内のお湯が出てくる部分のフィルターの交換費用が含まれていたのですが、私が送付した写真を確認する限りは、まだまだ交換する必要がないということで、これも見積もりからは外してありますとのこと。
こんな感じで、元々の見積もりにはちょいちょい不要なものが含まれていたらしく、それらを適切に除外していってくれているなということがわかりました。
もう少し詳しくお話を伺うと、価格のことでぶっちゃけたお話を聞くことができました。もっと他の給湯器業者を探すことで、あと3万円くらいまでなら価格を下げてくる業者さんがあったりするらしいです。
ただ、そういう業者はアフターサービスが適当だったり、業者自体が無くなってしまう可能性もあるので、後々のことを考えるとあまりおすすめできないとおっしゃっていました。うちは最安ではないけど、その分サポートはしっかりしているという意味のことをおっしゃっていて、それはなるほどそうだよなと私も思いました。
あと、キンライサーさんでは、私が住んでいるマンションの他の部屋について、何件も交換作業の対応をした実績があるということをおっしゃっていたので、それでぐっと安心感が高まりました。
他には、10年保証がついているというところも地味によいなと思いました。大阪ガス代理店だと、一ヶ月いくらかの保険のようなものに入らないとそういった保証がついてこないので、そういうところもポイント高かったです。
電話でお話したのはそのくらいで、「それではこの見積もり書をメールで送ります」と言われて電話を切りました。
5分くらいしてメールが送られてきたので中身を確認すると、確かに総額33万円になっていました。内訳を確認すると、給湯器本体が元々の見積もりからは10万円ほど安くなっていて、あらためてなぜこんなに安くなるのか疑問に感じた私は、その旨をメールで確認してみました。
するとすぐに返信があり、メーカーからの仕入れの仕方が根本的に違う(大阪ガス代理店の場合は都度一台ずつ発注をかけるのに対して、キンライサーさんでは全国で数百台の単位で発注をかけるので、それだけ安くなる)のと、そもそも代理店に頼むような人は提案されたまま買ってしまうような人なので値引きする必要がないからということでした。
そこまで確認して納得した私は、もうキンライサーさんに交換作業をお願いしても問題ないだろうと判断し、お願いすることにしました。メールで希望の曜日を伝えると、その曜日に合わせた最速の日を作業日として提示してくれました。
この、見積もり依頼をかけてから出来上がってくるまでの早さや、メールを送ってからの返信の早さも素晴らしく、なんか必死感というか、一生懸命さが(大阪ガス代理店とは)全然違うなーといった印象です。
窓口担当の方がこんなにしっかり素早く誠実に対応してくれるんだったら、商品自体もしっかりしているだろうし、交換作業もきっちりとやってくれるんだろうなと判断して、そのまま作業依頼をかけました。
正直な話、大阪ガスの代理店ではなく、独立系の業者さんって当たり外れが激しそうな気がして、それこそ売れ残った給湯器を押し付けてきたり、雑な工事で後々不具合が発生したりするんじゃないかと怖かったのですが、キンライサーさんはそんなことはなく信頼してもよいのではないかと思いました。
交換作業
交換作業は午後から開始ということだったのですが、だいたい何時頃に来られるのか、その日の午前中に電話で知らせてくださいました。
作業担当者の方は二人組で来られて、一人の方が屋外にある給湯器の交換作業を、もう一人の方が室内に設置されているリモコンの交換作業をやってくださいました。二人が平行で同時に作業を進めていく流れになっているみたいで、事前の説明では2時間かかるとおっしゃっていましたが、1時間ちょっとで作業自体は終わっていました。
その後、軽くリモコンの使い方の説明をしてくださったり、浴室暖房やお湯はりなどの稼働確認などをしていただき、最後に説明書や契約書などの書類関係をやり取りしました。費用の支払いはクレカで済ませました。
全体的にスムーズに滞りなく終わった感じです。作業担当者の方も普通に礼儀正しい感じの方で、まったく問題なかったです。
まとめ
当初は、「大阪ガス代理店にこのまま頼んでしまおうか、その方が安心だし……」と思っていたのですが、色々ネットで調べていく中で、こんなに値段が違うものなのかと驚いたり、その背景にあるものもおぼろげながら見えてきて非常に興味深かったです。結果的に13万円も安く交換できたので、よい経験になったなとも思っています。
独立系の業者さんは何より商売に対する必死さが違うし、そこのところは安心してお任せしてよい業者もたくさんあると思います。一部で不穏な話も聞いたりはしますが、そこのところの見極めさえしっかりしておけば何も問題ないのではないでしょうか。