給湯器Q&A
ガス給湯器のリモコンが故障したらお湯は出る?ケース別に見る原因と対処法

目次
ガス給湯器のリモコンが故障したらお湯は出る?
ガス給湯器のリモコンがつかない、あるいはボタンを押しても反応しない状態でも、お湯が出ることがあります。
このような場合、原因は給湯器本体ではなく、リモコン側にある可能性が高いと考えられます。
ただし、原因や機器の構造によっては、あるいは給湯器本体に原因がある場合には、お湯が出ない可能性もあります。
この記事では、「リモコンが故障しているのかも?」と感じたときに考えられるさまざまなケースについて、お湯が出るかどうか、想定される原因、それぞれの対処法を詳しくご紹介します。
リモコン液晶表示が映らない
たとえば、液晶画面に不具合があり表示がされないだけでお湯は問題なく出る、リモコンのボタン操作自体は有効なケースがあります。
その場合、運転の開始や停止、温度の上下といった操作ができることもあります。
この場合は、リモコンの液晶画面だけの故障が疑われます。
お湯が出ていたとしても、液晶表示がないと設定温度の確認ができず、湯はりや追い焚きといった機能も正しく設定できているか不安になりますよね。
安全に不便なくお湯を使用するためにも、専門業者に相談し、修理や交換を依頼しましょう。
液晶が映らず、ボタンを押しても反応がない
液晶画面に不具合があり、さらにボタン操作もまったくできない、それでもお湯が出るという場合は、リモコンの故障が原因と考えられます。
ただし、このようなケースでお湯が出るかどうかは、製品の仕様や状況によって異なります。
お湯がでない状況としては、安全性を確保するために「リモコンとの接続が途切れると自動的に給湯器本体の運転を停止する設計」になっている製品もあります。
また、リモコンの電源をOFFにした状態でリモコンが故障した場合、給湯器もOFF状態になっていてお湯がでないことも考えられます。
一方で、給湯器本体でお湯の温度をあらかじめ固定していたり、最後に設定された温度でそのまま給湯が可能な場合もあります。
たとえお湯が出ていたとしても、リモコンの故障が疑われる状態での使用はおすすめできません。
このようなケースも、修理や交換を検討しましょう。
リモコンの反応がおかしい・誤作動する
これは、リモコンの操作自体は可能であるものの、温度や湯量の設定変更ができないなど、実質的に使用に支障をきたしている状態です。
リモコンの電源が入っており、給湯器との接続も切れていないのであれば、その間はお湯が出ることが一般的です。
このようなケースも、リモコンの不具合が疑われます。
このまま放置すると、いずれリモコンが完全に故障し、操作がまったくできなくなる可能性もあります。そうなる前に、できるだけはやめに修理や交換を依頼することをおすすめします。
2台リモコンがあり、片方だけ不調
複数のリモコンが設置されているご家庭では、浴室とキッチンに1台ずつ配置されているケースが一般的です。
この場合、どちらか一方のリモコンが故障していても、もう一方のリモコンで操作ができれば、給湯には問題がない可能性が高いです。
たとえ多少の不便があっても、片方のリモコンで基本的な操作が可能であれば、お湯は通常どおり使用できます。
一方で、故障しているリモコンの液晶が表示されない、あるいはボタンの反応がないといった症状が見られる場合は、リモコン自体の不具合が考えられます。
「リセット」で復旧する場合も
ご紹介したように、給湯器のリモコンが故障が疑われる状況で、お湯が出るかどうかは原因や機器の構造によって異なります。
また、リモコンが故障しているように見えても、実は一時的なエラーや接触不良が原因である場合もあるんです。
リモコン修理や交換を依頼する前に、以下のようなリセット方法を試してみてください。
- リモコンの「運転」スイッチをオフにする
- しばらく待つ
- 「運転」スイッチを再度オンにする
この手順でリモコンが復旧するケースもあるため、故障と決めつける前に一度試す価値はあります。
それでもダメであれば故障の可能性が高いと考え、修理や交換を依頼することをおすすめします。
使用年数が10年以上なら、ガス給湯器自体の交換を検討
リモコンの調子が悪いな…と思った際には、使用している給湯器の使用年数にも注目し、給湯器本体の寿命が近づいていないかを確認することが大切です。
一般的に、家庭用給湯器の寿命は約10年とされており、これは多くのメーカーが定めている「標準使用期間」とも一致しています。
給湯器は毎日使用するうえ、屋外に設置されていることが多いため、風雨による劣化や長年の使用による負荷が蓄積されます。
そのため、設置から10年近くが経過している場合は、給湯器の寿命が近づいている可能性が高いと考え、リモコンだけでなく給湯器本体の交換も視野に入れるべきでしょう。
ガス給湯器交換は早めが安心!余裕のある計画を
「まだ壊れていないから大丈夫」と思って使い続ける方もいらっしゃいますが、給湯器は突然故障して動かなくなるケースが少なくありません。
特に、使用頻度が高くなる冬場に故障するリスクが高く、いざというときにお湯が使えなくなると、日常生活に大きな支障が出てしまいます。
こうしたトラブルを未然に防ぐためにも、耐用年数を過ぎている給湯器は早めに交換を検討するのが安心です。
あらかじめ準備しておけば、工事日程にも余裕をもって対応できるほか、機能や価格をじっくり比較しながら、ご家庭に合った最適な製品を選ぶことができます。
ガス給湯器の交換はキンライサーにご相談を
給湯器の交換時期が近づいていると感じたら、ぜひキンライサーへご相談ください。
豊富な給湯器本体とリモコンのラインナップから、お客様のニーズに合わせた最適な機種をご提案いたします。
また、スピーディーな工事対応にも力を入れており、リモコンの故障をきっかけに給湯器も一緒に交換したいというご要望にも柔軟に対応可能です。
【まとめ】リモコンの故障が原因ならお湯は出る可能性が高いがケースバイケース
きゅうとうきくん
リモコンが故障した場合、お湯が出るかどうかは状況によって違うんだ。
やかんくん
そうなんだポ。たとえば、どんなケースがあるの?
きゅうとうきくん
液晶が壊れているだけとか、温度変更はできないけど固定された温度のお湯が出続けるものもあるんだ。でも、リモコンとの接続が切れると運転がストップする製品もあるんだよ。
やかんくん
そっか。あとは、お湯が出ないのなら、リモコンじゃなくて給湯器自体が原因なのかもポ!
きゅうとうきくん
そうだね。リモコンの修理を検討するときは、使用年数によっては給湯器の交換も視野に入れるのも大切だよ!