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お風呂の追い焚きは自動とオートのどちらが安いですか?気になる費用
目次
お風呂の追い焚きは自動とオートのどちらが安いですか?
「風呂自動運転」の方が「オート」よりもかかる料金は安くなる傾向があります。
風呂自動運転での追い炊きは、浴槽の水が冷めると自動的に追い焚きを開始して、設定温度まで温める機能です。
家族全員が入浴を終えるまでお湯の温度を一定に保ちたい場合に便利ですが、自動ボタンを長時間付けたままにしておくと、お湯の温度が冷めるたびに頻繁に追い焚きが行われるため、エネルギー消費が増えて光熱費がかさみます。
オート機能の特徴と利便性
オートによる追い焚きは、一度設定した温度に保つための追い焚きを自動的に行うだけでなく、浴槽の水量が減った場合に自動で水を足す機能が含まれていることが多いです。
長時間にわたって一定の温度と水量を保つ必要がある場合に便利な機能です。
風呂自動に比べて機能が多いため、さらにエネルギー消費が高くなる可能性がありますが、家族の入浴時間がバラバラの場合や長時間にわたって使用する場合には便利です。
風呂自動の方が安い理由とは?
「風呂自動」のほうが「オート」よりも安い理由は、自動運転の方がエネルギー消費は少ないためです。ただし、各ご家庭での使用状況や浴槽の断熱性能、設定温度などによっても変わるため、「必ず安くなる」と一概には言えません。具体的な使用状況、各機能の使い方やエネルギー消費量により異なります。また、メーカーや機種によって機能の違いがあるため、取扱説明書やメーカーのウェブサイトを参照することをおすすめします。
全入れ替えと追い焚きの節約比較
では、追い焚きとお湯を全て入れ替えるのでは、どちらのほうが節約になるのでしょうか?
ガス給湯器の場合、追い焚きに水道代はかかりませんが、追い焚きのガス代を計算することが重要です。以下の計算式を用いることで、より具体的な費用を見積もることができます。
ご自宅の設定湯量や残り湯の温度などを計算式にあてはめて、計算してみるとよいでしょう。
追い焚きのガス代計算式
追い焚きガス代 = 設定湯量(L) × 温度差(℃) × 0.001 ÷(ガスの発熱量11,000kcal/m³ × 熱効率) × ガス単価
入れ替えた場合との比較
一方で、お湯を全て入れ替える場合は、水道代が発生します。地域や水道料金のプランにより異なりますが、全入れ替えのコストは追い焚きより高くなる傾向があります。特に、浴槽の大きさや季節(残り湯の温度が高い場合など)によって費用差が変動します。
全入れ替えと追い焚きの費用まとめ
結論から言えば、全入れ替えのほうが、水道代がかかる分、前日の残り湯を追い炊きするよりも高くなります。
その差は数十円から百数十円です。値段に幅があるのは、ガスや水道代は地方によって違いますし、浴槽の大きさや水の温度などが影響するからです。
また、夏場など残り湯の温度が高い場合は、追い焚きにかかるガス量が少なくて済むので、入れ替えと追い焚きの差はさらに大きくなるでしょう。
そもそも風呂自動はどんな機能?メリットは?
風呂自動機能は、給湯器が自動的に浴槽にお湯を張り、設定された水位と温度になるまで自動で管理する機能です。風呂自動機能には、おもに4つの機能があります。
水位と温度の設定
【水位と温度を設定する】ことができます。リモコンで、浴槽のお湯の水位と温度を設定します。
例えば、「お湯の温度を40度、水位は160リットル」といった具合に設定すれば、設定した通りの温度、水位のお湯を浴槽に張ることができます。
いちいちバスルームに行ってどのくらいお湯が溜まったか、お湯の温度はちょうどいいかを確認する必要はありません。
自動でお湯を張る
そして、【自動でお湯を張る】ことができます。
電源を入れ、自動ボタンを押すだけで、給湯器が自動的にお湯を出し始めます。
お湯を張っている間、他の作業ができるので非常に便利な機能です。季節によって設定を変えることもありますが、たいてい設定温度や湯量は固定で、毎回設定し直す必要はありません。
自動停止機能
【自動停止】機能が付いています。設定された水位と温度になると、給湯器が自動で給湯を止めてくれます。
ですから、お湯が浴槽から溢れてしまったり、お湯の温度が熱すぎたり冷たすぎたりすることがありません。
保温機能の利点
風呂自動の【保温機能】も便利な機能です。
お湯が冷めないように、設定温度を維持する機能が搭載されています。
これにより、入浴時間がバラバラでも、家族全員が設定温度のお湯で快適な入浴を楽しめます。
最後に入浴する時にはお湯がすっかり冷めていた…ということがありません。
夜遅く帰宅しても、追い焚きの時間を待つ必要がないので、すぐに入浴できるのが風呂自動運転のメリットです。
利用シーンとメリットの具体例
風呂自動の具体的な利用シーンを挙げてみましょう。忙しい朝の準備中や夜、仕事から帰ってきてすぐにお風呂に入りたい時に便利です。リモコンで簡単に操作できるため、帰宅前に予約しておき、帰宅時間に合わせてお湯を張っておくことが可能です。あるいは家事や育児の合間など、他の作業をしている間にお湯を張ることができ、時間を有効に使えます。お子さんから目が離せない時にも、風呂自動機能を使えば安心です。
風呂自動のメリット
風呂自動機能には多くのメリットがあります。
まず、手間が省けます。 お湯を張る作業が自動化されるため、水道の蛇口をひねる、手動で温度をちょうどよく調節するなどの手間がいりません。
また、省エネです。設定通りにお湯を張るため、水やガスの無駄遣いが減ります。
しかも、風呂自動は安全です。 設定された温度と水位で自動的に止まるため、熱いお湯で火傷をしたり、お湯が浴槽から溢れるといった心配がありません。
このように、風呂自動機能は日々の入浴を便利で快適にする点で優れています。忙しい方こそ風呂自動機能をぜひ使ってください。
まとめ
やかんくん
追い焚きするなら、風呂自動運転とオートのどっちが安いんだポ?
きゅうとうきくん
一般的には風呂自動のほうが少し安くなるよ。でも、設定温度とか、浴槽に保温機能が付いているかとか、いろんな要因が関係するんだ。
やかんくん
なんだか難しいポ。
きゅうとうきくん
そうだね。簡単に、どっちが安いとは言えないんだ。季節や残り湯の温度などによって変わっちゃうし。
やかんくん
冬の追い焚きにはガスをたくさん使うんだポ。
きゅうとうきくん
そうだね、やかんくん。季節によって残り湯の温度が変わるから、ガス代が夏よりもかかるんだね。