給湯器の交換は自分でできますか？DIYは可能？

給湯器の交換は自分でできますか？

結論から言えば、資格を持たない素人が給湯器を交換してはいけません。
給湯器の交換はガス管への接続などの専門的な技術や知識を伴う作業なので、資格を持たない初心者が交換することは大変危険です。

最近はDIYが流行っているので、給湯器の交換方法を説明している動画がYouTubeなどの動画サイトにたくさんあります。
「動画を参考に交換すれば交換できそう」と思う方もいるようですが、専門的な知識や経験、そして専門の工具がないと、取り付けや配管の作業が正しく行われない恐れがあります。

給湯器の交換が必要な場合は、専門の業者や資格を持つ技術者に依頼する方が安全です。
専門家は適切に取り付けできますし、安全性を確保できます。
また、専門家に依頼することで、製品の保証やアフターサービスなども受けられる場合があります。

必要な資格

• 給水装置工事主任技術者: 給水装置の施工を行える
• 簡易内管施工者: 簡易な都市ガス配管工事の設計・施工
• 第二種電気工事士: 電気工事を安全に行うための資格
• 液化石油ガス設備士: 液化石油ガス（LPガス）の取り扱い
• ガス可とう管接続工事監督者: ガス機器とガス栓を接続する工事を行なう際に必要

この他にも、給湯器設置にはたくさんの資格が求められます。
これら複数の資格がなければ、給湯器の交換はできないと考えてください。

自分で交換するデメリット

万が一、資格を持たないまま給湯器を交換したらどうなるのでしょうか？
資格のない初心者が給湯器を交換することには4つのデメリットがあります。

安全性の問題

1つめのデメリットは｢安全性の問題が起こる｣可能性があることです。
給湯器はガス、電気、水道を使用するため、取り扱いや設置方法を誤ると、火災やガス漏れ、漏電、水漏れなどの危険を引き起こす可能性があります。

法令違反

2つめのデメリットは｢法令違反になるので罰則を受ける｣可能性があることです。
ガス工事を無資格で行うと、50万円以下の罰金が科せられます。
たとえ大きな問題もなく交換できたとしても、発覚したときのリスクを考えると、業者に依頼するほうが賢明でしょう。

保証の失効

3つめのデメリットは｢保証が失効する｣ことです。
給湯器メーカーは、正規の専門家によって取り付けられた場合にのみ保証されます。
資格を有していないのに交換すれば、製品の保証が無効になる可能性があります。

故障や不具合のリスク

デメリットの4つめは｢故障や不具合が起こるかもしれない｣ことです。
適切に設置しないと、給湯器の効率や性能が低下するだけでなく、故障や損傷を引き起こす可能性があります。
その結果、修理が必要になり、余計に費用がかかることになるかもしれません。

このように、資格がないのに自分で給湯器の交換を行うことには重大なデメリットがあります。
｢資格がなくてもやり方さえ分かれば交換できる｣と思われるかもしれませんが、それは免許がないのに｢車の運転を動画で見たからやってみよう｣というのと同じです。
免許がないのに運転すればあきらかに法律違反ですし、きちんと技術や知識が身についていないのに見よう見まねで運転したら、大事故を起こすかもしれません。

給湯器の不具合でガス漏れなどの事故が起こると、人命に関わります。無理をせずに、資格のある専門業者にお任せください。

リーズナブルで高クオリティなサービスのキンライサー

給湯器の寿命は約10年です。10年経っていなくても、お湯が出ない、お風呂の追い炊きができないなどの不具合が生じたら、交換のサインです。
また、不具合はなくても古い給湯器はエネルギー効率が低いので、より効率的で省エネな給湯器に交換したいと思われるかもしれません。
給湯器の交換が必要になったら専門業者に任せるようおすすめします。

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まとめ