エコジョーズはうるさいですか？設置後に後悔しない？

エコジョーズはうるさいですか？

エコジョーズの動作音はメーカーや機種などにも左右されますが、約50dBと言われています。
50dBは、エアコンの室外機の動作音と同等になります。
掃除機の動作音が約70dBなので、どの程度か想像がつきますでしょうか。
50dBは日常生活の中でも聞くことの多い音の大きさですので、気にならない程度ではないかとも思いますが、音のうるささというのは人によって感じ方はさまざまですので、設置する際の騒音対策はしておくべきでしょう。
よくいる部屋の近くや、寝室のそばに置いてしまうと、音が気になってしまうかもしれません。

追い焚きと床暖房使用時には、エコジョーズのポンプが作動します。
ポンプ作動時には、低周波音が発生します。25Hz〜50Hzの低周波音です。
100Hz以下の音が低周波音に分類されており、私たちの日常は低周波音であふれています。
私たち人間の話し声や鳥のさえずり、虫の音も低周波音です。 聞き慣れている音ではあるのですが、50Hz以下の低周波音を長時間聞いていると、頭痛や不眠、イライラなど、身体的に害が出ることがあるとも言われています。
給湯器は1日に何度も使います。床暖房を使用する家庭だと、長時間エコジョーズが稼働することになります。エコジョーズが稼働すれば低周波音が発生しますので、低周波音による騒音トラブルがゼロであるとは言えません。
だからこそ、排気口や吸気設備を設置する場所や向きを考えて、自分の家にはもちろん、近所の家々に対しても騒音にならないように設置しなければなりません。

特に音に敏感だという方は、やはり寝室からも離れたところに設置することをおすすめします。
エコジョーズの動作音くらいの音量であれば、夜遅くの使用を避けることで問題は回避できるでしょう。

エコジョーズの騒音によるトラブルに遭遇する機会は稀であると言えそうですが、設置した後に問題が起きると移設するのは大変です。自身の生活導線と隣家のことを考えて、置き場所を決めましょう。

従来型給湯器にする？エコジョーズにする？ドコが違うの？

エコジョーズを設置する一番のメリットは、光熱費の削減ができることです。
従来型の給湯器は、加熱してお湯を沸かし、余った熱は大気中に放出します。
エコジョーズは放出している熱を回収し、再利用して再加熱を行っています。
一度の加熱で2回お湯を沸かすことが可能なのです。
お湯を沸かすときの加熱の回数が少なくなるので、自ずとガス代も安くなります。
待機電力も約40％削減できるので、光熱費を減らしたいという家庭にこそ、エコジョーズはピッタリと言えるでしょう。
電気代は上がる傾向にありますので、少しでも抑えておきたいところです。
日々使うということを考えて、給湯器を変えるという選択肢は、後々の家計を助けてくれるかもしれません。

従来型給湯器とエコジョーズの設置にかかる初期費用は、エコジョーズのほうが高くなります。
初期費用が高額であることはエコジョーズのデメリットなのですが、設置するときに発生する従来型給湯器との差額は、2年使えば回収できると言われています。

10年以上使うことを考えれば、エコジョーズを設置するほうが経済的であることは言うまでもないでしょう。排出されるCO2も少ないので、環境に対してのメリットも大きいです。

エコジョーズの設置をオススメしないのは、家族の人数が少ない家庭です。
家族が少ないと、エコジョーズの恩恵を感じにくいかもしれません。
四人で暮らしている家族と比較すると、一人暮らしや二人暮らしの家庭では、お風呂の回数やお湯を使う頻度が少なくなります。
ガスの使用量が少なければ、設置にかかったコストを取り戻すのが難しくなるかもしれません。
ただし、例外として、家族の人数が少なくても、床暖房を使っている家庭やお湯を使う機会が多い家庭だと、エコジョーズのほうがオススメになります。

また、同じような給湯器として、エコジョーズとエコキュートを比較検討する人もいるのではないでしょうか？エコジョーズとエコキュートは、全く別物です。

ガスを使用してお湯を沸かすのがエコジョーズで、電気を利用するのがエコキュートです。エコキュートは、エコジョーズよりも初期費用が高くなります。

オール電化の家庭であれば良いですが、ガスと電気を分けて使用している家庭であれば、エコキュートの恩恵は感じにくいでしょう。

まとめ