エコジョーズが壊れる前兆は？交換したほうが良い？

エコジョーズが壊れる前兆は？

よく現れる故障の前兆として、点火しない、着火しにくいという症状があります。
これらの前兆が現れる原因としては、着火装置の劣化、着火装置が湿っている、機器内ガス部品の故障などの原因が考えられます。給湯器をリセットしたり、ブレーカーを入れ直してみたりすると使えることもありますが、エラーコードが表示されているようなら、専門の業者による修理が必要なこともあります。

エラーコード『380』は、COセンサーの異常や寿命を知らせています。
COセンサーは、エコジョーズからの排気に含まれている一酸化炭素濃度を検知する重要なセンサーです。一酸化炭素を吸ってしまうと、眩暈や頭痛を引き起こします。
大量の一酸化炭素を吸ってしまうと生死にも関わりますので、このエラーコードが出た場合は注意が必要です。

『920』のエラーコードは、中和器の不具合を知らせます。
エコジョーズから発生する酸性の水は、そのままでは排水できません。この酸性の水を中和するのが中和器の仕事です。
中和器の寿命は　一般的に約10年と言われているので、中和器を交換すれば問題なく給湯器を使えるようになることもあるでしょう。

中和器のエラーコードが出た場合、経年劣化により、中和器以外にもさまざまな不具合が出る可能性もあります。修理して使い続けるのか、本体を交換するのか、じっくり考える必要があるでしょう。

『888』というエラーコードが出た場合は、交換検討をするサインです。
10年以上経過したときやそれに相当する回数使用して、使用上限を迎えたことを意味しています。

給湯器からの水漏れもよくある故障の前兆です。配管内部のパッキンの劣化、部品の緩み、配管の破損が原因である場合が多いです。水漏れは感電の恐れもあるので、安易に触らず、給湯器の電源を切って業者の到着を待ちましょう。

異音、異臭も故障の前兆です。ポンっという音がして、排気臭が強いようなら、不完全燃焼を起こしている可能性があります。すぐに換気し、点検、修理の依頼をしましょう。カタカタと音が鳴る場合も、部品の劣化が考えられます。 ほかに、給湯温度が安定しなかったり、お湯張りや追い焚きができなかったりするのも、故障の前兆の一つです。安全、快適に利用するためにも、いつもと違う症状が出た場合には、点検を依頼すると、安心して給湯器を使うことができるでしょう。

異常が起こった給湯器は修理する？交換する？

設置してから年数が経っていない場合は、故障箇所を修理すれば問題なく継続使用できることが多いです。
反対に、設置してから年数が経過している場合、修理をしても、今後さらに故障箇所が増えたり、故障頻度が高くなったりしていく可能性が否めません。
そうなると、修理にかかる費用も高額になってしまいますので、給湯器本体の交換を検討するべきでしょう。
修理費用を合算したら、エコジョーズの交換ができたのに…ということになったらもったいないです。

エコジョーズの交換を検討する目安は7～8年です。
完全に壊れてから検討するのではなく、早めに次の給湯器をどうするのか、考えておくことをおすすめします。
急に壊れてしまった時、次の給湯器をどうするか決めかねていると、お湯がしばらく使えませんからね…一般的な給湯器の寿命は10年ですが、これに近い年月が経過すると、部品自体が古くなってしまい、修理に必要な部品の取り寄せるのが難しくなることもあります。
10年近く使用しているようであれば、給湯器の寿命を考えて、給湯器本体の交換を検討するほうが良いでしょう。新しい給湯器の方が技術の進歩により、省エネ効果も高まっているため、家計にも優しくなりますよ。

生活の変化、結婚や家族が増えるタイミング、家の建て替えのタイミングで、給湯器を交換するのもおすすめです。
家族が増えると使うお湯の量も増えていきますから、今のサイズの給湯器で事足りるのか、考えなければなりません。キッチンやお風呂などの水回りのリフォームと併せて交換することをオススメします。
エコジョーズ本体は決して安いものではありませんが、給湯器単独で交換するよりも安くなることもあります。

給湯器は年々、各メーカーから新しい機種が発売されています。
給湯器の交換を検討する際には、今の号数で適切か、今の機能で満足しているのか、これからまた10年前後利用することを視野に入れて、考えておきましょう。
年々新しいものに刷新されていきますからね。選ぶのも楽しい時間になりますよ。

とはいえ、自分たちだけで決めるのはなかなか難しいかもしれません。
専門の業者に相談して決めるのも良いでしょう。

まとめ