お湯のお悩み
エコウィルの後継品は何ですか?何に交換が良い?
目次
エコウィルの後継品は何ですか?
現在、次世代の給湯システムとしてエコウィルに代わり注目される製品は4つあります。エネファームやエコジョーズ、エコキュート、またはリンナイのエコワンやノーリツのユコアハイブリッドと呼ばれるハイブリッド給湯器です。
エネファームについて
エネファームは家庭用燃料電池コージェネレーションシステムのことで、水素と酸素を化学反応させて電気を生成し、その際に発生する熱も同時に利用します。
電気と熱を効率よく利用でき、エネルギー効率が非常に高いのが特徴です。
高効率でエネルギーを利用するためランニングコストが抑えられます。政府や自治体による補助金制度を利用することで初期導入コストを軽減できるのも特徴です。
天然ガスやLPガスから水素を取り出して使用するため、従来の発電方法に比べて二酸化炭素の排出量が少なく、環境に優しい製品でもあります。
自宅で電気を生成するため外部からの電力供給に依存せずに電力を確保できます。
ケースによっては家庭で使用する電気の4~6割をまかなえるでしょう。また停電時にも電力を供給できるのが嬉しいポイントです。
エコジョーズについて
一方、エコジョーズは省エネ高効率給湯器で、従来の給湯器では破棄されていた排気ガスの熱を再利用することでエネルギー効率を高めています。
ガスの消費量を削減し、毎月のガス代を抑えることができます。
省エネ効果が高く、二酸化炭素の排出量を削減できる環境に優しい給湯器です。
またエコジョーズは安定した湯温を提供できるため、シャワーやお風呂の時間も快適になります。給湯の待ち時間が短く、すぐにお湯を利用可能です。
動作音が静かなため設置場所を選びません。
マンションなどの集合住宅でも安心して利用できます。
エコキュートについて
そして、エコキュートはヒートポンプ技術を利用した高効率電気給湯器です。
このヒートポンプ技術により空気中の熱を集め、それを使ってお湯を沸かします。
簡単にいえば、ヒートポンプユニットが外気から熱を吸収→二酸化炭素が気化し、コンプレッサーで圧縮されて高温・高圧の状態に→高温の二酸化炭素が熱交換器を通過して水を加熱→冷媒としての二酸化炭素が液体に戻り、再び外気から熱を吸収するサイクルを繰り返すという流れです。
ヒートポンプユニットの優れた熱交換能力と二酸化炭素を冷媒として利用する技術により、エコキュートは高いエネルギー効率を誇ります。
従来の電気給湯器に比べてエネルギー効率が大幅に向上しているといえるでしょう。
深夜の安い電力を利用することで電気コストを抑えることができます。
温められたお湯は貯蔵タンクに送られ、必要なときに使用できます。
初期費用が高いのがネックといえます。
ハイブリッド給湯器(エコワン、ユコアハイブリッド)
また、ハイブリッド給湯器はガスと電気を組み合わせた給湯器です。
ガスと電気の両方を利用することで高効率な給湯を実現しています。
通常は電気ヒートポンプでお湯を作り、不足時や急に多量の湯が必要な時にはガス給湯器が補助することで常に安定したお湯の供給が可能です。
ガス給湯器の性能を備えているため、急な湯温の変化に対応しやすく常に安定した湯温を保つことができます。
シャワーやお風呂で常に快適な温度のお湯を利用できるのが嬉しいポイントです。
高効率で省エネ性能が高いためランニングコストが低いのも魅力です。
深夜電力を利用することで電気代をさらに抑えることができます。初期費用は高めに設定されています。
きゅうとうきくん
いろいろな種類があって迷っちゃうよね。キンライサーだとエコジョーズがオススメしているよ。
エネファームよりもエコジョーズをオススメする理由
家庭用給湯システムを選ぶ際、色々なものをご紹介しましたが、キンライサーからは後継機種のエネファームよりもエコジョーズをおすすめします。その理由はいくつかあります。
まず、初期費用が少なくてすむ点が大きなメリットです。
エネファームは先進的な燃料電池技術を使用していますが、初期費用が100万円前後と大変高額です。
エネファームは環境にやさしくエネルギーを効率よく発電できるため、多くの場合は補助金などの支援も受けられます。
それでも初期費用が高額なため、節約しても費用を回収できない可能性があります。
太陽光発電で余った電力を電力会社に売ることができるなら回収の目処も立ちますが、エネファームはガスを使うため残念ながら売電できません。
一方で、エコジョーズは従来の給湯器よりも費用は高めですが、20万円前後で購入できます。
エネファームよりも導入費用を大幅に抑えられるのが魅力です。
予算に限りがある家庭や、コストパフォーマンスを重視する方にとってはエコジョーズの方が魅力的に映るでしょう。
今後20年後に買い替えることを考えると、安い値段で購入することのほうがメリットが大きいかもしれません。
また設置スペースも異なります。
エネファームは燃料電池ユニットと貯湯タンクの2つを設置するため、比較的広いスペースが必要です。
マンションなどの集合住宅の場合は事前に置けるかどうかを確認しておく必要があります。
換気や排気を適切に行う必要があるため、余裕を持って置けるスペースが必要です。
一方、エコジョーズは設置するのは給湯ユニットだけです。
ガスを使用するため排気には気を使わなければなりませんが、設置スペースが限られている家庭でも問題なく設置できるコンパクトな設計です。
これらの理由から、エネファームよりもエコジョーズが初期費用の面や設置の容易さにおいて優れているといえます。
家庭のニーズや予算に合わせて最適な給湯システムを選びましょう。
まとめ
やかんくん
最近、家の給湯システムを見直すことにしてるんだポ。エコウィルっていうコージェネレーションシステムの後継機って何かあるポ?
きゅうとうきくん
エコウィルの後継機としては、エネファームやエコジョーズ、エコキュート、リンナイの「エコワン」やノーリツの「ユコアハイブリッド」と呼ばれるハイブリッド給湯器などがあるよ。それぞれ特性が違うから、自分の家の状況や予算に合わせて選ぶといいよ。
やかんくん
予算が限られているけど、省エネ効果を実感できるものを探しているんだポ。それってエコジョーズが向いてるポ?
きゅうとうきくん
そうだね。エコジョーズは予算を抑えたい人には特におすすめだよ。エコジョーズは、効率的にガスを使ってエネルギーを活用するから、光熱費の節約にもなるし、設置費用も選ばないんだ。予算に限りがある場合でも、省エネ効果を実感しながら快適に暮らせるよ。
やかんくん
なるほど、それはすごく魅力的だポ。具体的な導入費用やランニングコストももう少し調べてみるポ。
きゅうとうきくん
実際に導入する前に、何年で導入にかかったコストの元を取れるのかを計算しておくと良いよ。給湯器の寿命は13~15年程度だから、それもきちんと考えておこう。それに、自治体によってはエコジョーズの導入に補助金が出ることもあるから、そういう情報もチェックしてみて。しっかり調べて、納得のいく選択をしてね。