ノーリツとリンナイの給湯器はどちらがいいですか？オススメのメーカーは？

ノーリツとリンナイの給湯器はどちらがいいですか？

国内シェア率が高いノーリツとリンナイの給湯器ですが、どちらを採用するのがよいかは家庭での利用シーンや頻度、購入時の予算等によっても異なるため明確な正解はありません。
両メーカーの給湯器はいずれも優れた性能を誇っていますが、細かな機能については違いがあります。
どちらの給湯器が家庭で使う上でより活躍してくれそうなのか、またそれぞれの機器の費用なども踏まえた上で適切に判断することが重要です。

ノーリツの給湯器

環境省が制定しているエコファースト制度にも認定されており、地球環境に十分に配慮された省エネ製品を販売していることでも有名なメーカーです。
省エネ製品に加え、独自の機能やサービスも展開していて、中でもノーリツの給湯器に備わっているUV除菌ユニットは最大の特徴とも言える性能を誇っています。

UV除菌ユニットは、入浴中に一定時間が経過することで、浴槽内の除菌を自動で行ってくれる機能です。
入浴の状況によって自動でUV運転を開始すると、浴槽のお湯を給湯器が取り込んでUVの照射を行います。
UV照射によって除菌されたキレイなお湯が再度浴槽に送られるため、家族が入った後でも、新鮮な気持ちで入浴できます。

この浴槽のお湯をキレイにする機能は、入浴時だけでなく、洗濯時にも役立ちます。
浴槽のお湯を翌日の洗濯で利用する家庭は多いでしょう。その際に気になるのが、お湯の汚れです。

汚れたお湯で洗濯してしまうと、部屋干し時に、お湯の汚れを含んだ臭いが拡散してしまいます。
UV除菌ユニットを備えたノーリツの給湯器を使えば、翌日の洗濯もキレイなお湯でできるため、部屋干し時の臭い発生を抑制できるのです。

UV除菌ユニットの他にも、ノーリツの新製品には快適かつ安全に入浴するための機能が備わっているのが魅力です。
たとえば、入浴時の急激な血圧の変動を避けるために、設定温度よりも低い温度で追い焚きをしてくれる「ゆるやか浴機能」、スマートフォンを使ったリモート操作によって入浴の状況を把握して呼びかけができる「おふろの見まもり機能」などが搭載されています。
キレイなお湯で快適かつ安全に入浴したいのであれば、ノーリツの給湯器は最適と言えるでしょう。
ノーリツの給湯器のキンライサーでの価格は安くて約3万円～で、機能性に優れた上位モデルであれば25万円程かかります。
設置する場合は、これに3万円～5万円程度の工事費が加わるため、高くても30万円程度の予算があれば交換可能です。

リンナイの給湯器

リンナイは品質・施工・環境の3つをスタンダードとして、安心と安全を追求した給湯器を数多く販売しています。
たとえば、水や虫から守るために、安全装置や給湯器に関わるセンサー類をウレタン樹脂でモールド化しているのは、業界でも初の取り組みです。その他、経年劣化による性能悪化を素早く検知するために自己診断機能を搭載したり、一酸化炭素センサーや漏電安全装置などで安全性を向上させたりと、品質向上に向けたさまざまな取り組みが行われています。

そして、リンナイの給湯器で注目されている要素のひとつが「ウルトラファインバブル」です。
微細な泡を含んだお湯が供給されることで、水まわりの細かな隙間の汚れを落とすだけでなく、肌の潤いを持続させる効果もあります。
お風呂はもちろん、キッチンでの食器洗いなどでも活躍する機能です。

また、一部のリモコンにはEcoモードが搭載されており、これによって無駄なガス消費を抑え、コスト削減も効率的に行えるのが特徴です。
毎日の入浴で気になるのはやはり光熱費です。
毎日発生するコストだからこそ、少しずつでも削減できる機能が備わっているのは、家計に大いに優しいと言えるでしょう。

コスト面で優しいだけでなく、冬場のヒートショック対策による浴室暖房との自動連動­機能など、安全面に考慮されている作りも魅力的です。
ウルトラファインバブルによる快適性、そしてコスト面に考慮した給湯器を希望する場合は、リンナイの給湯器を選択するのがおすすめです。
リンナイの給湯器のキンライサー価格は安くて約3万円～、上位モデルは25万円程かかります。工事費込みで上位モデルなら30万円前後の費用が発生するため、自宅の浴槽や水を使う場所で求める機能や快適さに応じて最適な製品を選択しましょう。

パロマの給湯器も候補としてオススメ

国内シェアの高さから、ノーリツとリンナイの給湯器が注目されがちですが、海外シェアも含めた場合に大きな存在感を放っているのがパロマです。
大型給湯器で全米トップシェアを誇っているアメリカのリーム社をグループに加えて以来、世界大手のガス機器メーカーとして成長を続けています。

パロマの給湯器の特徴の中でも、デザイン性に配慮されている点は他のメーカーにはあまりない要素です。給湯器をエクステリアのひとつとして考えるコンセプトで、デザイン性を追求した給湯器「ブライツ」は非常に人気の製品となりました。

建造物の美観に配慮した見た目、光の当たり方で変化する外壁に対してグラデーション効果で給湯器を調和させるなど、デザインに対する高い追求が見て取れます。
もちろんデザイン面だけでなく、遠隔で操作できる無線LAN機能の搭載や見守り機能など、人々の暮らしに寄り添った便利機能が充実していることも人気の理由です。
パロマの給湯器のキンライサーの価格は安くて約3万円～です。給湯器としての快適性や安全性に、デザイン性も考慮された製品を求めるならば、パロマの給湯器はおすすめです。

まとめ