お湯のお悩み
マンションでガス給湯器を交換するのにどれくらい時間がかかりますか?交換のスケジュール
目次
マンションのガス給湯器交換工事にはどれくらい時間がかかりますか?
マンションで行うガス給湯器の交換工事は、おおむね2時間から6時間の作業となります。
作業時間に幅があるのは、交換する給湯器のタイプによる差が関係しています。配管や機能がシンプルなものほど、取り付け工事や設定が簡単で早く済むわけです。
たとえば、給湯のみを行い、追い焚きなどの機能がないシンプルな製品の場合、2~3時間くらいで工事が終わります。
室内のリモコンがないタイプとなりますので、廊下などに設置されている給湯器本体を交換するだけとなりますし、配管も複雑でなく、簡単なのです。
一方で、追い焚きなどの高機能の製品やエコジョーズなどの構造が複雑なタイプの場合は、4時間から5時間程度の工事となることが多いです。
配管が複雑になりますし、エコジョーズの場合はドレンパイプを設置しないといけないからです。
さらに、床暖房などにも対応している、より機能の多い「給湯暖房熱源機」と呼ばれるものについては、半日程度の工事を見込む必要があります。
このように、基本的には給湯器タイプによって工事時間が決まりますが、ケースによってはさらに時間を要することもあります。
たとえば、給湯器タイプを変更する場合です。
シンプルなガス給湯器から、エコジョーズなどの異なる構造の給湯器に変更するといった例が考えられます。
サイズが同じでも、従来タイプには不要だった排水設備を設ける必要が出てくるからです。
また、室内にリモコンを設置するタイプでは、リモコンの数を増やす場合や新たにリモコンを取り付ける場合だと、設定作業に時間がかかります。
給湯器が2台以上設けられているところでは、複数の機器の交換となると作業量が増えますので、やはり作業時間を長めに見込んでおくべきです。
マンションの場合はスペースの問題から、給湯器が非常に狭くて入り組んでいるところに設置されていたり、高いところに据え置かれていたりするケースが見られます。
作業内容は一緒でも、作業しづらいことから、時間がかかる可能性が高いです。
特別な事情がある場合は、作業に半日以上の時間がかかることもありますので、十分に余裕を持ってスケジュールを組んでおいたほうが良いでしょう。
ちなみに、緊急の交換工事でなければ、通常給湯器の交換工事は、依頼して1日から1週間程度待つ必要があります。
給湯器の在庫を確認すると共に、施工業者の予定を合わせる必要があるからです。
冬の時季は給湯器を家庭でもたくさん使うようになり、故障が増える傾向にあります。
取り付け業者の繁忙期に当たり、どうしても予約を取りづらくなります。また、3月から4月の引っ越しシーズンも同じような状況が生じることがあるので、注意しましょう。
欲しいと思っている給湯器の在庫がなく、取り寄せをしないといけないケースもあります。
そうなると1週間以上、特注だと1カ月程度の待機期間が生じてしまいます。
給湯器の交換をしたいと思っているなら、早めに販売店に相談したほうが良いでしょう。
工事の品質と注意点
ガス給湯器の交換工事は、信頼できる業者に依頼すべきです。
というのも、ガスと水という、非常に重要なインフラ設備に触れる工事だからです。
万が一工事の品質が悪ければ、ガス漏れや水漏れを起こし、事故につながります。
マンションの場合は、給湯器の交換工事について、管理組合でルールを定めていることがあります。
こうした事情を無視して適当に工事をされてしまうと、後々マンションの管理組合や近隣住民との間にトラブルを引き起こしてしまう可能性も否定できません。
そして、給湯器関連の設備は、人の目に触れやすい場所に設置するものです。
給湯器本体は廊下などの外壁に設置しますし、リモコンは部屋の見えるところに取り付けます。
そのため、質の悪い工事をされてしまうと、取り付け位置が傾いているなど、見た目も悪くなる恐れがあります。
工事が完了したら、すべての機能がしっかりと稼働していることを確かめると共に、見た目にもきれいにできているかを自分の目でよくチェックしましょう。
給湯器本体やリモコンを設置する場合、「シーリング」と呼ばれるゴムのような詰め物をしたり、テープで配管を巻いたりします。
こうした部分は、施工してからすぐに触ってしまうと、ずれてしまったり跡が付いてしまったりすることがあります。
そのため、工事をしてから1日程度は触らずに、固定するまで放置しましょう。
特に、シーリングは固まっていない状態で触ると手や服についてしまうこともあるので、より注意が必要です。
きゅうとうきくん
給湯器交換の工事の品質はとても大事だからきをつけてね!
交換工事に立ち会いは必要?
給湯器の交換工事では、基本的に立ち会い工事が必要となります。
工事業者が工事をする家であることを確かめると共に、工事内容のチェックや完了後の動作確認などを一緒に行うからです。
もちろん、作業中ずっと一緒にいる必要はありませんが、少なくとも作業前と作業後は立ち会いをすることになります。
また、室内のリモコンの設置、浴槽内の金具や配管の交換作業、作業終了後のお湯張りのチェックなどのために、家の中に業者が入ることも多いです。
万が一のことも考えて、業者としても家に住人がいることを求めるケースがほとんどです。
住人がいない状態で業者が室内に入るのは、やはり双方にとってリスクとなることだからです。
このように、基本的には工事に立ち会いが必要なのですが、賃貸マンションの場合は管理会社や大家さんが代わりに立ち会いをしてくれることもあります。
仕事などでどうしても工事日にいられないという時は、前もって管理会社に相談すると良いでしょう。
もちろん、室内への業者立ち入りが生じるケースでは、室内の見えるところに貴重品やプライバシーにかかわるようなものは置かないなどの配慮はすべきです。
まとめ
きゅうとうきくん
マンションのガス給湯器の交換工事は、2時間から6時間くらいかかるよ。
やかんくん
そうなんだポ!工事中はずっと家にいたほうがいいポ?
きゅうとうきくん
作業中は一緒にいなくても大丈夫だけど、作業前と後は立ち会いが必要になるよ。業者さんが室内で作業する場合もいたほうがいいね。
やかんくん
わかったポ!じゃあ、工事の日が決まったらスケジュールを押さえておくようにするポ!