給湯器Q&A
マンションのガス給湯器の号数は変更できる?知っておきたい注意点とは

目次
マンションのガス給湯器の号数は変更できる?
ガス給湯器を交換する際は、ライフスタイルやご家族の人数の変化に応じて、号数を変更することが可能です。ただし、号数を変更する場合には注意が必要です。給湯能力が変わることで使用感に影響が出るほか、費用面でも差が生じます。
号数を下げることは比較的容易ですが、特に注意したいのは号数を上げる場合です。
場合によっては設備面や規約との兼ね合いから、マンションによっては号数アップが禁止されているケースもあるため、事前の確認が重要です。
現在ご使用の給湯器で湯量に不満がない場合は、基本的に同じ号数での交換をおすすめしています。
同じ号数であれば、機器選定や工事もスムーズに進み、コスト面でも無理なく交換が可能です。
とはいえ、号数を変更することで得られるメリットがあるのも事実です。
本記事では、マンションで給湯器の号数を変更したい方に向けて、事前に知っておきたいポイントや注意点、想定されるトラブルについて詳しくご紹介します。
ガス給湯器の号数変更に関する注意点
ガス給湯器の号数を変更する上で注意したいのは以下の4点となります。
- 給湯能力の変化によるライフスタイルへの影響
- 号数変更にともなう費用の違い
- ガスの供給能力との兼ね合い
- ガスメーターの号数への影響
特に、マンションにお住まいの方は「③ガスの供給能力との兼ね合い」は要チェックです。
それぞれ詳しく見てみましょう。
①給湯能力の変化によるライフスタイルへの影響
給湯器の号数を変更すると、当然ながら給湯能力にも変化が生じます。
号数を下げた場合、同時に複数の場所(例:キッチンと浴室)でお湯を使うと湯量が足りなくなることがあります。
また、冬場の水温が低い時期には、十分な温度に加熱できずぬるく感じることもあります。
逆に号数を上げた場合は快適性が増しますが、ガス代が上がる傾向があるため、家族構成や使用パターンを見直し、最適な号数を選ぶことが重要です。
②号数変更にともなう費用の違い
号数を上げることでコスト面にも変化があります。
一般的に、号数の高い給湯器は本体価格が高い傾向にあります。
そのため、初期費用は号数を下げる場合には安く、上げる場合には高くなる可能性があります。
また、日々の使用においても、利用量が多ければ多いほどガス代が高くなるでしょう。
全体のコストは、号数を上げると高くなることが考えられます。
③ガスの供給能力との兼ね合い
冒頭でご説明したとおり、号数を下げる場合には大きな問題はなく、ほとんどのマンションで対応可能です。ただし、号数を上げる場合には注意が必要で、特にマンションなどの集合住宅では問題が生じる可能性があります。
これは、建物全体のガス供給量に関わるためです。
マンションでは、建物全体のガス使用量を見込んだうえで敷地内にガスが引き込まれています。
そのため、各住戸が独自に給湯器の号数を上げてしまうと、全体としてのガス供給力が足りなくなる恐れがあり、他の住民に影響を与えてしまう可能性があります。
こうした事情から、多くのマンションでは管理規約で号数アップを禁止しているケースがあります。
そのため、まずは管理規約を確認し、必ず管理会社や管理組合に相談しましょう。
なお、号数の変更に限らず、給湯器の交換自体に届け出が必要な場合もあるため、事前に相談しておくと安心です。中には、所定の届け出用紙を準備していることもありますので、記入して返送しましょう。
こうした手続きをしっかりとしていないと、後々管理会社や近隣との間でトラブルが起こることになりかねませんので注意しましょう。
給湯器の販売や設置を行う業者としても、こうしたトラブルについてよく知っています。事前に問題がないことを確かめた上でないと、設置工事を引き受けてくれないこともあるのです。
④ガスメーターの号数への影響
給湯器の号数を変更する際は、建物側のガス供給量だけでなく、ご自宅のガスメーターの号数にも注意が必要です。
というのも、ガスメーターにはそれぞれ供給できるガスの上限があり、メーターの号数によっては高号数の給湯器を正常に稼働させることができない場合があります。
たとえば、16号・20号の給湯器には問題なく対応できるメーターでも、24号にすることで6号メーターに変更しないといけません。
給湯器の号数を変更する際には、現在使用しているガスメーターの号数と適合しているかどうかを、事前にガス会社や施工業者に確認してもらうことが大切です。
戸建て住宅であればガスメーターを交換することで号数を上げることが可能です。
しかし、マンションの場合は、給湯器の交換について管理規約で問題ないとしてもガスメーターの交換については禁止しているケースが多いです。
こうした点についても、やはり事前に確認しておくと安心です。
【業者選び】ガス給湯器交換のお悩みはキンライサーへ
このように、マンションでの給湯器の号数変更にはいくつかのハードルがありますが、それらをクリアできれば、あとは信頼できる業者を選ぶことで安心して交換を進めることができます。
マンションで給湯器の交換をご検討中であれば、キンライサーがおすすめです。
キンライサーは豊富な実績があり、マンションでの交換についても多数の経験を持っています。
事前に確認すべきポイントについても丁寧にご説明し、お住まいの仕様に合った給湯器をプロがご提案いたします。また、必要に応じて事前の書類確認も行い、スムーズかつ確実な交換作業をサポートします。
さらに、キンライサーの強みはスピード対応です。
国内主要メーカーのガス給湯器を自社倉庫に用意しているため、必要な機器をすぐに準備することができ、最短で当日の工事にも対応可能です。
「号数を変更したい」「お湯が出なくて困っている」など、給湯器に関するお悩みがありましたら、ぜひお気軽にご相談ください。
【まとめ】
きゅうとうきくん
給湯器の号数をアップする時には、マンションで禁止されていないか管理規約を見て確かめておく必要があるよ。
やかんくん
そうなんだ。勝手にやっちゃいけないんだ。他にも注意点はある?
きゅうとうきくん
給湯能力やコストが変わることも知っておいた方がいいね!
あと、ガスメーターが対応しているかといったことも調べておこう。
やかんくん
なんだか、難しそうだポ。
きゅうとうきくん
そうだね。基本的に給湯器は同じ号数での交換がおすすめだよ。どうしても変更したいなってときは、前もってマンションの管理組合やキンライサーに相談しよう。