石油給湯機器の
給湯能力の選び方

石油給湯器を交換する際、誰もが迷うのが給湯能力の選択ですよね。
現在、ご自宅に設置されてる石油給湯機器の給湯能力、家族構成や地域なども考慮してご自宅に合ったピッタリの給湯能力を選びましょう。

石油給湯機器の
「給湯能力」とは?

給湯出力とは「1分間にお湯を何リットル出せるか」です。石油給湯器の給湯能力は、kcal(キロカロリー) 、またはkW(キロワット)で表示されます。この数字が大きいほど、1分間に作るお湯の量が多くなります。現在、主に4万キロと3万キロの2つタイプがあります。

石油給湯機器の給湯方式

石油給湯機には主に「水道圧をそのまま給湯に利用する直圧式」と「一度貯めたお湯を給湯に使うセミ貯湯式」があります。直圧式は必要なとき必要なだけお湯をつくるので「湯切れ」を起こしません。水道圧をそのまま利用するのでシャワーに勢いがあります。一方、セミ貯湯式は一定量のお湯をタンクに貯めて給湯するので、シャワーの勢いは弱いですが、出したり止めたりしても温度変化が少ないことが特長です。セミ貯湯式のなかにも約2倍(0.2MPa)の給水圧力で勢いのあるシャワーが楽しめる「高圧力型」もあります。

給湯能力の目安

石油給湯機器の
給湯能力の
目安・家族構成で選ぶ
〈直圧式の場合〉

シャワーとキッチンを同時に使うなら直圧式の4万キロ(46.5kW)タイプがお勧め。「シャワーの勢いがない」とか、「シャワーとキッチンで同時に使った場合、お湯の量が減ってしまう」のは、明らかに能力不足。直圧式で給湯能力4万キロ(46.5kW)のタイプなら、同時にお湯を使っても、どちらのお湯も快適です。とくに直圧式は、水道圧をそのままシャワーに利用するので、シャワーの勢いがちがいます。家族数やライフスタイルなどからお家にぴったりのお湯を考えてみましょう。

給湯能力の目安